2025年 国文祭・芸文祭 さださん“宣伝大使”に認定 長崎の魅力を広く発信

大石知事から国文祭・芸文祭スペシャルアンバサダーの認定証を受けたさださん(右)=県庁

 長崎県は19日、2025年秋に本県で開催される第40回国民文化祭(国文祭)と第25回全国障害者芸術・文化祭(芸文祭)の“宣伝大使”として、長崎市出身のシンガー・ソングライターさだまさしさん(71)を「スペシャルアンバサダー」に認定した。
 天皇皇后両陛下が出席される国文祭と芸文祭は国内最大の芸術と文化の祭典。さださんの抜群の知名度を生かして両文化祭をPR、本県の魅力を広く発信する。
 県庁で、さださんは大石賢吾知事から認定証を受け取った後、記者会見で「豊かな自然やおいしい食べ物など長崎の良いところをたくさん発信できるようにお手伝いさせていただきたい」とあいさつ。「テレビ局と組んで番組を作るなどし、まず県内の人たちに周知し、盛り上げていきたい」と述べた。
 県は14年の「長崎がんばらんば国体」で、さださんのヒット曲に合わせた「がんばらんば体操」を創作。さださんは1997年に香川県であった国民文化祭のイメージソングを作ったこともあり、「まだ具体的には何も考えていないが、そういう方向になるのであれば考えていきたい」と述べた。
 2025年度は被爆80周年、長崎空港の開港50周年、在長崎中国総領事館開設40周年、県美術館と長崎歴史文化博物館の開館20周年を迎える。大石知事は「25年度は長崎県にとって特別な年」と強調し、「(両文化祭の周知に)さださんのお力添えをいただき、心強い」と述べた。

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