ヤンキースがエンゼルスとの接戦を制す 大谷は大飛球もジャッジが好捕

【エンゼルス2-3×ヤンキース】延長10回タイブレーク@ヤンキー・スタジアム

前日は一昨年MVPの大谷翔平が先制弾を放って勝利を呼び込み、エンゼルス先勝で迎えたエンゼルス対ヤンキースのカード2戦目は、昨年MVPのアーロン・ジャッジがホームランキャッチ&先制弾の活躍でやり返し、3対2でヤンキースが勝利して1勝1敗のタイに戻した。ヤンキース5番手のイアン・ハミルトンが1勝目(1敗)をマークし、エンゼルス4番手のマット・ムーアに1敗目(1勝)が記録されている。

エンゼルスは前日に続いて1回表に大谷がジャッジの頭上を襲う大飛球を放つも、この日はジャッジが完璧なホームランキャッチを見せて先制を阻止。これで勢いに乗ったジャッジは直後の1回裏に先制の6号2ランを放つなど本拠地ヤンキー・スタジアムで躍動する。エンゼルスも先発のキャニングが2回以降立ち直ると、6回裏一死1・2塁のピンチを2番手のハイメ・バリアが切り抜けるなど投手陣が踏ん張りを見せたが、ヤンキースの小刻みな継投を打線がなかなか捉えきれずにいた。

それでもエンゼルスが粘りを見せる。1点を追いかける8回表に二死2塁のチャンスを作ると、ジオ・ウルシェラがセンター前にしぶとく運ぶ同点タイムリー。終盤に試合を振り出しに戻すと、熱戦は延長タイブレークに突入した。

しかし最後に意地を見せたのはヤンキースだった。無死2塁で始まるタイブレーク10回表のエンゼルスの攻撃をイアン・ハミルトンがゼロに抑えると、その裏の攻撃で一死満塁のチャンスを作り、最後はグレイバー・トーレスの犠牲フライで試合を制した。

「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、センターフライ、セカンドゴロ、空振り三振、空振り三振、四球で4打数ノーヒット。5回表二死3塁、7回表二死1・2塁の2度のチャンスで三振に倒れるなど悔しい打席が続き、チームを勝利に導く連日の活躍とはならなかった。今季の成績は打率.281、出塁率.370、OPS.870となっている。

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