レトルトひっつみ、大槌土産に 醤油味、カレー味など3種

鹿肉が入り人気の「山燃ゆるスパイスカレー編」

 大槌町観光交流協会(千代川茂代表理事)は、本県の郷土食と地元の味覚を発信しようと、レトルトのひっつみを発売した。各家庭で食べられている定番の味のほか、鹿肉やシーフードを使ってアレンジした計3種を用意。新たな土産品や防災食にもなり、関係者は特産化を通じた町おこしに期待を込める。

 商品名は「大槌ひっつみ物語」。「はじまりの鶏だし醤油(しょうゆ)編」は、同町金沢産のシイタケや根菜など具だくさんで家庭でなじみの味に。「山燃ゆるスパイスカレー編」は同町で捕獲された鹿のすじ肉を軟らかく煮込み、大きめにカットされた食材の「ゴロゴロ感」を楽しむことができる。

 カレー編は500個、鶏だし醤油編とシーフードトマト編は各千個を販売し、なくなり次第終了。状況を見ながら増産も検討する。三陸鉄道大槌駅と三陸花ホテルはまぎくで取り扱う。問い合わせは同協会(0193.27.7122)へ。

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