ヤンキースがエンゼルスを下し3連戦勝ち越し 大谷は1四球も無安打

【エンゼルス3-9ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

初戦は大谷翔平、2戦目はアーロン・ジャッジが先制弾と両雄の活躍が光り、1勝1敗のタイで迎えたエンゼルス対ヤンキースの3連戦最終戦は、1回裏にいきなり5点を先制したヤンキースが終盤にも追加点を挙げてエンゼルスを突き放し、9対3で本拠地でのカード勝ち越しを決めた。ヤンキース先発のネスター・コルテスが3勝目(0敗)をマークし、エンゼルス先発のパトリック・サンドバルに1敗目(1勝)が記録されている。

延長タイブレークに突入した前日に続く熱戦が期待された試合だったが、エンゼルス先発のサンドバルが乱調。1回裏に押し出しを含む3四球と制球を乱し、3安打を浴びていきなり5点を失ってしまった。サンドバルは2回以降を無失点に抑えるものの、毎回四球を許し4回で降板。それでもエンゼルスは5回表にローガン・オホッピーのタイムリーとテイラー・ウォードの犠牲フライ、7回表にオホッピーのタイムリー二塁打で2点差まで迫る粘りを見せたが、7回裏に再び投手陣が捕まり力尽きた。

敗れたエンゼルスはオホッピーの負傷交代も気掛かり。この日もタイムリー2本の活躍を見せていたオホッピーだが、9回にヒットを放った際のスイングで肩を痛めた模様で、代走を送られベンチに退いた。今季15試合でスタメンマスクを被り、ここまで打率.283、4本塁打、13打点、OPS.886と攻守にわたる活躍で正捕手の座を固めていただけに離脱となればエンゼルスとしては大きな痛手で、今後の動向が注目される。

エンゼルスの大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、ピッチャーファウルフライ、セカンドゴロ、セカンドゴロ、四球で3打数ノーヒット。3回表二死1・3塁のチャンスで凡退するなど、ヤンキースの変則左腕・コルテスに封じ込まれてしまった。これで今季の成績は打率.269、出塁率.364、OPS.842となっている。明日のロイヤルズ戦では先発登板が予定されており、鬱憤を晴らす活躍を見せたいところだ。

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