FC東京の18歳、俵積田晃太が注目を集めている。
中学からFC東京のアカデミーに入り、今年トップチームへ昇格。2月26日の柏レイソル戦でデビューを飾ると、積極果敢な姿勢と突破力でFC東京のファン・サポーターを沸かせた。
スピードに加え体幹の強さを備えており、左右を問わず相手と駆け引きしながら縦に行ける点はドリブラーとして大きな強み。今後が楽しみなアタッカーだ。
そんな俵積田、プレー以外に目を引くのが、名前だ。
俵積田(たわらつみだ)は『名字由来net』によると全国で8,675位。全国におよそ910人しかいないレア苗字となっている。
しかも、ローマ字表記は「TAWARATSUMIDA」となり、実に13文字!ユニフォームに選手のネームを入れることが普通のサッカーではある種の“逸材”と言えるだろう。
※参考までに、森重真人の今季ユニフォーム写真。彼も9文字(MORISHIGE)なので多いほうだ。
近年、長い名前の選手は下の名前や愛称をネーム表記とすることも少なくないが、俵積田は「TAWARATSUMIDA」をそのまま使用。背番号の下にずらりと文字が並ぶさまは壮観だ。
ユニフォームに背番号やネームを入れるのは昨今、文字数に関係なく定額のことが多い。つまり、名前の文字数が多いほどある意味でお得、「コスパが良い」と言える。
そこで気になるのは、「TAWARATSUMIDA」がJリーグ歴代でも最強のコスパを誇るネームなのかどうか。Jリーグの公式データベースで独自に調査してみた。
結論
ひとまず日本人限定ではあるが、「TAWARATSUMIDA」の13文字を超える選手は、Jリーグ初年度から調べても存在しなかった。
やはり俵積田がコスパ最強ネーム!ここでは断言しておきたい。
2位は1文字少ない12文字の選手だった。2023シーズンの明治安田生命Jリーグでは2選手がプレーしている。
一人は、ガンバ大阪の元日本代表GK、東口順昭(HIGASHIGUCHI)。
ひらがな表記では「ひがしぐち」と5文字だが、「し(SHI)」と「ち(CHI)」で1文字ずつ稼いでランクインを果たした。
そしてもう一人は、いわてグルージャ盛岡のFW、上笹貫剣(KAMISASANUKI)。昨季から岩手でプレーする23歳だ。
見ての通りのレア苗字で、全国順位はなんと20,346位!全国におよそ220人しかいないという。ちなみに名前の剣も「まもる」と読む。
上笹貫は今年まだベンチ入りをしていないが、昨季のネームが「KAMISASANUKI」だったことは確認済み。おそらく今季も変わっていないのではないかと思われる。
なお、もしかしたら外国人で「TAWARATSUMIDA」を超える逸材がJリーグ30年の歴史の中にはいたかもしれない。その場合はぜひQoly編集部まで知らせてほしい。
最後に、海外サッカーで「なが~い名前」のレジェンドといえば、やはりこの選手。
セルティックで中村俊輔とも一緒にプレーした元オランダ代表FW、ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンクだ。
ハル・シティ時代のネームはもはや芸術…。
「VENNEGOOR OF HESSELINK」で合計20文字。ネームの価格はやはり同じだったのか気になるところだ。こちらもご存じの方がいれば情報をお寄せいただきたい。
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俵積田にも注目のFC東京は今週末、22日(土)にサンフレッチェ広島とアウェイで対戦する。