開幕から3週間、ようやく今季初めてDeNAと対戦した広島カープ。先発は、今季、ここまでウエスタン・リーグで3試合に先発し2勝、防御率も0点台と結果を残したコルニエルでした。
来日後、1軍の公式戦で初先発となったコルニエルですが、序盤、毎回のようにランナーを背負います。中でも3回、ヒットと四死球で満塁のピンチを迎えますが、ここでWBC優勝メンバー、DeNA4番の 牧秀悟 をショートフライに。続く5番の桑原もショートゴロに打ち取り、波に乗ります。
4回以降は、持ち味であるストレートと磨きをかけたフォークでDeNA打線を抑え込んだコルニエル。
一方、DeNAの先発は、こちらもWBC優勝メンバーの 今永昇太 。満を持しての今季初登板は、すきを与えない投球でカープ打線を封じ込めます。
試合は、このままコルニエルと今永の投手戦となりますが、終盤の8回表、ついに動きます。コルニエルが2つの四球とヒットで、この試合2度目の満塁のピンチを招くと、代打・楠本の内野ゴロの間に1点を先制されます。
結局、コルニエルは、この失点の直後にマウンドを降りますが、1軍で初めて踏んだ先発マウンドで8回途中、1失点の好投。今後に期待が持てる内容でした。
試合はその後、今永から守護神・山崎康晃 へとつないだDeNAに1対0で逃げ切られ、カープ、初戦を落としました。
