【宇佐】宇佐市岩保新田の和間海浜公園は今年、潮干狩りを本格的に再開している。新型コロナウイルス禍で2020年以降は中止、期間短縮をしていた。県北部では唯一、一般開放しており、休日を中心にアサリやマテガイを採る家族連れらでにぎわっている。5月7日まで。
遠浅の砂浜が広がる同公園は県漁協宇佐支店がアサリを放し、天然のマテガイとともに潮干狩りの人気スポットとなっている。コロナ禍で20年から2年間は開放を取りやめ、昨年は1週間限定で実施した。
感染拡大が落ち着いた今年は、以前と同じ3月に開場した。干潮の前後2時間、アサリやマテガイを採ることができる。暖かくなるにつれて市内外から来場者が増えてきているという。
今月上旬、家族で訪れた大分市志手の医師平原慎之介さん(29)は「潮干狩りは初めて。難しいけどマテガイは採れるとうれしい」と楽しんでいた。
県北部では豊後高田市の真玉海岸がマテガイ採りで知られるが、今年は一般開放していない。
同支店の松山将隆支店長(47)は「親子で一日遊べるので、ぜひ来場してほしい」と話している。
入浜料は大人700円、小学生300円、小学生未満は無料。採取量はアサリは1キロまで、マテガイは制限がない。熊手やクワは有料の貸し出しもある。
干潮時刻は市のウェブサイトで確認できる。
問い合わせは和間海浜公園(0978.38.5810)。