“今年イチ”の不調でもスコアは落とさず 畑岡奈紗「死ぬ気で修正を」

メジャー初制覇に向けて修正を急ぐ(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 2日目(21日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

8番(パー5)でフェアウェイから2打目を打った瞬間、畑岡奈紗はクラブから手を放してうなだれた。右バンカーからの3打目で乗せてバーディを奪っても、心は晴れない。「きょうはもう“今年イチ”というくらいショットの調子が悪かった」とストレスがたまる一日だった。

1Wショットは安定していたが…(撮影/村上航)

フェアウェイキープ率は92.85%(13/14)と高水準。一方でグリーンを狙うショットに苦戦した。パーで切り抜けた2番(パー4)は第2打がショートして手前のバンカー。パーオンした5番も15mのバーディパットが残った。「距離感が合わなくて…」。これをねじ込んで最初のバーディ、不満たっぷりだった8番も獲って通算3アンダーで後半に入ったが、池に落とした12番(パー3)のダブルボギーにうなだれる。

池にもつかまる場面も(撮影/村上航)

「ちょっと引っかかるショットが多かった。どこから直していいのか」。ままならない状態に首を傾げつつ、4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「72」と意地のパープレーにまとめたことで何とか週末に望みはつながった。

傾斜が多くて読みづらいグリーン(撮影/村上航)

通算2アンダーは首位と6打差の暫定26位。「あと2日間、死ぬ気でショットの調整をして臨めたら」と、自身初のメジャータイトルに向けて修正を急ぐ。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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