田村淳が、岸田首相襲撃事件受け演説を聞く側も危機管理を考える!

22日放送『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、岸田文雄首相襲撃事件を受け、聴衆も気をつけた方がいいかもしれないと語った。

番組では、先週に和歌山市で発生した岸田首相襲撃事件について「今週の気になるニュース」のコーナーで扱った。

コーナーゲストで憲法学者の木村草太氏は、後の報道により爆発物が予想以上の殺傷能力があったことが確認されたということで「もっと大惨事になっていた可能性もあった。改めて怖いなと思った」と語り、淳も「あれだけ固いコンテナに穴が開くくらいですからね」返した。

また木村氏は、現場で速やかに逃げず、投げ込んだ犯人が拘束されている様子や、投げ込まれたものを撮影している人も多かったということで「現場をスマホで撮影していた人々はかなり危なかった、記録を撮りたいというのもあると思うが、とにかく危険なので逃げて欲しい」と話した。

また、淳はSPの動きについて注目し、「今回の映像見てて、SPの方が要人、総理を守るっていうことは瞬時に、5秒くらいでやるってことはすごいなって思ったんですけど」とコメント。「同時に要人を守るのが第一優先なので、聴衆を守るということではないじゃないですか? だから爆弾をとにかく岸田総理から離さなきゃってことでSPの方が、蹴ったんですけど、それがたまたま聴衆の方に転がっていっちゃった。それが爆発してたらどんなことになってたんだろうって思って」と、すぐ爆発するタイプのものだったらかなり危なかったのではと語った。

淳は「SPの方を責めてる訳じゃなくて。当然SPの方はお仕事をされているんですけど」と説明し、「今度から選挙演説を聞きにいくときに聴衆側も、ある程度なんかそんなことを想定しとかなきゃいけないのかな!? と思ったんですけど」と、危機管理した方がいいのではと持論を語った。

ただ、散開したりかなり離れた距離から演説を聞くようになると演説の意味がなくなるということで、木村氏は「それはたぶん成り立たなくなりますよね」と答えた。さらに淳は「なんか箱(屋内会場)に入ってもらったほうが、総理っていう立場だったら特にそいう方がいいのかなと、僕は感じたんですよね」と、そもそも屋外の誰でも見学できる場所は危ないのではと予想し、「漁港という誰でもふらっと行ける、庶民的な場所ではあるのかもしれませんけど、警備する側からしたら大変だろうなって思いましたね」と話したのだった。

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