宮田笙子が全日本選手権準優勝、深沢こころ4位 体操個人総合女子、福井県勢が躍動

女子決勝 宮田笙子の跳馬=4月22日、東京体育館

 体操の個人総合の全日本選手権は4月22日、東京体育館で女子決勝を行い、宮田笙子(福井・鯖江高校出身、順天堂大学)が106.797点で準優勝した。深沢こころ(同、筑波大学)は106.664点で4位に入った。

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 そのほか福井県勢は鯖江高校の山本七海が13位で桝井美咲が15位。長優里(鯖江高校出身、順天堂大学)は18位で、山戸陽茉(鯖江高校)は20位だった。

 18歳の渡部葉月(筑波大学)が2位だった予選との合計106.963点で初優勝した。昨年の世界選手権の平均台で日本女子最年少金メダルに輝いた渡部は、決勝の4種目合計は53.365点だった。15歳の岸里奈(戸田市スポーツセンター)が跳馬と床運動でトップとなり、3位に入った。

 予選1位で14歳の山口幸空(米田功クラブ)と昨年3位の山田千遥(ミズトリスポーツクラブ)は負傷のため途中棄権した。

 今大会は来夏のパリ五輪の予選を兼ねる世界選手権(9~10月・ベルギー)の代表2次選考会。代表は5枠で、全日本の得点を持ち点に24人が出場する5月のNHK杯で4人を選出する。残り1人は6月の全日本種目別選手権で決まる。

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