徳川家康愛用の竹駕籠を特別展示 弾痕みられ戦の激しさ伝わる

天下分け目の決戦「関ヶ原の戦い」で使ったといわれる「竹駕籠(たけかご)」が静岡県静岡市の博物館で特別展示されています。

静岡市駿河区の久能山東照宮博物館では徳川家ゆかりの品々が約2000点展示されています。

<坂口将也記者>

「展示されているこちらの竹駕籠。なんと徳川家康公が戦の際に実際に使用したと言われています」

1979年に国の重要文化財に指定されたこちらの竹駕籠(たけかご)、戦後初めて一般公開されました。

駕籠の高さは約1メートル、幅は約80センチで、鉄砲の弾が貫通したとみられる穴からは当時の戦の激しさがうかがえます。

〈久能山東照宮姫岡恭彦宮司〉

「皆さんに家康公のことを知ってもらうということで竹駕籠を展示した。当時の武家社会の文化などを知ってもらうのも大事かなと思う」

竹駕籠(たけかご)の特別展示は2023年の夏頃までの予定です。

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