荷物の置き方次第で朝の効率が激変!忘れ物をゼロにする【玄関】の整理術

自宅の玄関、整理できていますか?

毎日使うモノの定位置が、コンパクトにまとまっているのが、理想的な玄関の状態です。玄関が機能的だと、外出準備の効率がアップするほか、帰宅後の部屋の散らかり防止にもつながります。

「靴やビニール傘、段ボールゴミで溢れている……」という方は、この機会に是非、玄関を使いやすくリニューアルしてみて下さいね!

(C)丹野雄二


「靴は靴箱へ」というのは思い込み?

収納場所に対する固定概念をなくすことから、機能的な場所作りが始まります。普段使わない靴は、必ずしも靴箱に収納する必要はないのです!

玄関が靴で溢れていると、スペースが圧迫され、靴以外の細々した小物や、鞄を置く定位置が作れなくなってしまいます。また靴箱がギュウギュウだと、出し入れが億劫になり、履いた靴を脱ぎっぱなしにするのが常態化してしまいます。

まず手持ちの靴を全て出しして、使用頻度で分類をしてみましょう。「毎日ファッションに合わせて靴を変えています!」という方も、1週間で履けるのは最大7足まで。今月1度以上履いた靴と、そうでない靴に分けていきましょう。

パーティーなど特別な機会にしか履かない靴や、季節外のブーツやサンダル、レジャー用の靴は、常に玄関で取り出しやすい状態にしておく必要はないですよね。1足ずつ袋詰めした上で、衣装ケース内に並べて押し入れに保管をしておきましょう。

機能が重複していたり、足の形に合わない靴は、これを機会にリサイクルショップやフリマアプリなどでの売却を検討するのがいいですね。限定モデルのスニーカーは、購入価格から大きく値崩れせず、売却できることもあります。ヒール・ソールが欠けていたり、表面に汚れ・破れがある靴は、修理してでも履き続けたいか、この機会に検討をしましょう。直したい靴は紙袋にまとめておいて、お出かけの際に忘れずに修理に出します。

ビニール傘や紙袋など、靴以外でも特定のアイテムが玄関に溜め込まれていないか、この機会に見直しをしましょう。こちらも目安は「今月1度でも触ったかどうか」です。一人暮らしの場合、1日に使える傘は1本のはず。過剰に傘を持っている方は、職場や地域の施設に寄付する・粗大ゴミの日に処分するなどして量を適正化しましょう。

玄関で使うモノこそ、玄関に定位置を

靴の量を適正化した上で、靴箱の上段や1段目など、手の届きやすい位置に、「玄関で頻繁に使うモノ」の定位置を作りましょう。

例えば荷物の受け取りの際、印鑑・ペン・ハサミが取りやすい場所に纏まっていると便利ですよね。段ボールを開梱する際の軍手、ゴミを纏める際のビニール紐もセットで置いておきましょう。

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「ゴミ箱」を設置すると、郵便物の開封や、外出先でのレシートなど、部屋に持ち込まずに玄関で完結させられます。経費精算が多い方は、領収書フォルダも玄関に置いておくと、財布にレシートを溜め込まずに済みますね。

外出時に持っていきたい、「ハンカチ・ティッシュ・マスク」も、定位置は玄関が便利です。鍵や財布、エコバックなど、ドアにマグネット付フックで引っ掛けておくと、家の中での無くし物防止になります。傘を忘れやすいという方も、マグネットを使ってドアに折り畳み傘をぶらさげるというのが効果的です。

外出時につけたい香水や、帰宅時に衣類にふりかけたい消臭スプレーなど、香りに関わるアイテムを玄関に集約させると、居住スペースに匂いが持ち込まれず家族も快適です。消毒液やハンドクリーム、ティッシュなど、外出前後で使う衛生用品もあると心強いですね。日焼け止めクリームもサッと手にとれる場所にあると、これからの季節の外出時に塗り忘れ防止できます。

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毎日使う鞄を、玄関でリセット

「鞄を変えたら、忘れ物をしてしまった!」ということがないように、外出から帰ったら鞄の中身を玄関でリセットできるようにしましょう。

郵便物や書類の一時トレイ、職場に持っていくガジェット類のカゴなど、鞄の中身を「ちょい置き」できるスペースがあると、気軽に鞄のリセットができます。おすすめは、よく使う鞄の定位置を、玄関にすること。靴の保管を最小限に絞れば、カバンを収納するためのカゴを玄関に置くことができるかと思います。

毎日の通勤・外出の度に玄関で荷物をリセットする習慣をつければ、無駄なモノを居住スペースに持ち込むことがなくなり、部屋がスッキリ散らかりません。定位置を定めることで、カバンを変えても忘れ物を防止することができますよ。

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その日のお出かけに必要なモノが詰まった、余裕ある玄関で準備をすれば、忘れ物と無縁の生活を送ることができます! 疲れて帰宅した際も、美しく整った玄関にほっと一息つけることでしょう。

毎日の生活の効率をあげたいな、と思ったら、玄関の見直し、ぜひ、やってみて下さいね。

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