畑岡奈紗は今季ワースト「76」 ショット復調へ模索続く

50位に後退して最終日を迎える畑岡奈紗(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 3日目(22日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

畑岡奈紗は3バーディ、7ボギー「76」とスコアを落とし、25位から通算2オーバー50位に後退した。前日に続いてグリーンを狙うショット(12/18)が振るわず、「練習場ではいい感覚がつかめていたけど、一度悪くなったものをコースでやり直すことができなかった」と模索が続いた。

フェアウェイからなかなかチャンスを作れず(撮影/村上航)

ショットの不調は前週「ロッテ選手権」の影響があるという。強風の中で4日間プレーした前週のハワイでは、優勝争いに絡んだ最終日に100%フェアウェイを捉えながら「若干ひっかけ気味に行っているところがあった」とチャンスを作れず苦戦。「重心を左に置いて構えてしまうのは、風の強い環境でのあとはあり得ること。1回リセットするよう気を付けていたけど、なかなかうまくいっていない」と今週に響いた。

フルスイングを控え、コントロールショットで調整しながらプレー。バーディを奪った8番パー5(517yd)も、2オン可能な位置から「狙ってミスをする傾向が多い」とレイアップを選択。グリーン上でも流れをつかめず、前日まで入っていた3m以内のパッティングが決まらない。「34」パットが響き、自身の今季ワースト「76」とスコアを作れなかった。

第3ラウンドは日本でもプレーしたカリス・デイビッドソンと同組に(撮影/村上航)

今季5戦を終えてトップ25を外していない。最終日に向けて「ここまで落ちてしまったのはすごく悔しい。あしたはしっかり伸ばして、悔いなく終われるよう頑張りたい」と再浮上を誓った。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

癒しのひと時(撮影/村上航)

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