絵本感覚「おかしなどうぶつ」楽しんで 竹田市で企画展【大分県】

動物と菓子を組み合わせたデザインを中心に出展した藤沢さだみさん=竹田市歴史文化館・由学館

 【竹田】竹田市歴史文化館・由学館で、企画展「おかしなどうぶつ」が開かれている。別府市荘園のイラストレーター藤沢さだみさん(48)が、スイートコーンやたけた竹灯籠「竹楽」など竹田をイメージして描いた作品を中心に68点が並ぶ。5月14日まで。

 藤沢さんはデザイン事務所を経て、2001年に独立。広告や壁画の制作をしている。大分大教育学部在学中に絵本を作ったことをきっかけに、ライフワークとして動物をテーマにしたユニークなイラスト作品を手がける。

 企画展は、動物と菓子を組み合わせたデザインが中心。「スイートコーン×ポップコーン」はトウモロコシがポップコーンになり、さらに羊の毛に変身したという作品。「君のはおいしそう」は、パンダが竹楽の準備をする様子を描いている。黒毛和牛やひな祭りを題材にしたイラストも。

 「普段からひらめきを大切にしている。クスリと笑える絵本を見るような感覚で楽しんでもらえたら」と藤沢さん。

 午前9時~午後5時。木曜休館。入館料は高校生以上500円、小中学生300円、65歳以上250円。問い合わせは由学館(0974.63.2200)。

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