日本サッカー協会(JFA)は21日、日本ろう者サッカー代表チーム「デフサッカー日本代表、デフフットサル日本代表」が、新たにサッカー日本代表と同じユニフォームを着用すると発表した。
今回の決定は「障がい者サッカーの発展」と「スポーツを通じた共生社会づくり」の推進を目的としたものだ。
日本ろう者サッカー協会(JDFA)が編成する日本代表チームは9月以降、サッカー日本代表が2022年カタールW杯などで使用したものと同じ“折り紙デザイン”のユニフォームやトレーニングウェアを着用することとなる。
そのJDFAが編成する日本代表とは次の4チーム。
ろう者(デフ)サッカー 男子日本代表 女子日本代表
ろう者(デフ)フットサル 男⼦日本代表 女子日本代表
これまで障がい者サッカー日本代表チームは『7競技団体・13カテゴリー』で統一デザインのユニフォームを使用してきた。そのユニデザインと、そこに込められた“意味”を改めて振り返ってみたい。
日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は2017年にadidas(アディダスジャパン)と公式ユニフォームサプライヤー契約を締結。障がい者サッカー日本代表に初めて統一ユニフォームが誕生となる。
2020年には斜めストライプ(タスキ)の2代目ユニフォームが発表となり、そのデザインが好評を博した。
障がい者サッカー日本代表 2020 adidas ユニフォーム
このタスキには「2020年のパラリンピックを経てJIFFと障がい者サッカー7競技団体が次のステージへの発展に繋げていく」という意味が込められていた。
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それから2年後の2022年に3代目ユニフォームが登場。デザインは日本代表の象徴的なブルーを基調に、細かな色の重なり合いで「障がいの有無に関わらず混ざり合う共生社会」を表現している。
障がい者サッカー日本代表 2022 adidas ユニフォーム
『7競技団体・13カテゴリー』のうち、今回はろう者サッカーの4カテゴリー(4チーム)のユニフォーム変更が発表されたが、残りの障がい者サッカー代表についてもJFAでは「引き続き検討する」とコメントしている。
障がい者サッカー日本代表の13カテゴリーは次の通り:
アンプティサッカー日本代表/CPサッカー日本代表/ソーシャルフットボール日本代表/知的障がい者サッカー日本代表/知的障がい者フットサル日本代表/電動車椅子サッカー日本代表/ブラインドサッカー男子日本代表/ブラインドサッカー女子日本代表/ロービジョンフットサル日本代表/ろう者(デフ)サッカー男子日本代表/ろう者(デフ)サッカー女⼦日本代表/ろう者(デフ)フットサル男⼦日本代表/ろう者(デフ)フットサル⼥子日本代表