京都・木津川市長に無所属新人の谷口雄一氏が初当選 維新新人ら破る

当選が決まり万歳する谷口さん(中央)=23日午後10時34分、京都府木津川市

 任期満了に伴う京都府木津川市長選が23日、投開票された。無所属新人の元市議谷口雄一氏(50)=自民、立憲民主、公明推薦=が、日本維新の会の公認候補らを破り、初当選した。維新は京都初の公認市長誕生を狙ったが、3党相乗りの壁に阻まれた。

 木津川市は奈良市と隣接し、大阪に通勤する住民も多い。市長選には谷口氏のほか、維新新人の元市議、高味孝之氏(65)、無所属新人の市民団体代表、呉羽真弓氏(64)の計3人が立候補した。

 引退する市長の後継候補の谷口氏を、維新の伸長を警戒する3党が推し、大阪での「身を切る改革」の功罪などを巡って論戦が繰り広げられた。

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