メジャーを終えてマンデーへ 西村優菜のプレッシャーとの戦いは続く

メジャー後即マンデー予選会へ(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 最終日(23日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

西村優菜は今季メジャー初戦を56位で終了。また今後の出場権獲得への“決定打”にはつながらず、「頑張らないと、出場できる試合がない」と続くプレッシャーとの戦いに表情を引き締めた。

予選会(Qシリーズ)24位に入ってツアーメンバーになった西村は、今季出場できる試合は限定的。5月に予定されているリシャッフルまでに、前週時点で99位の年間ポイントランキングで80位以内に入れば以降の試合にほぼ出場できる見込み。

予選通過後、上位に行けない(撮影/村上航)

そこまでの優先順位は160番目で、枠が降りてくるかは試合直前まで確定せず、本大会出場もハワイの「ロッテ選手権」を終えた15日(土)に決定。ポイントの高いメジャーで上積みし、後半戦への出場を確実にしたかったが「決勝に進めても上に行けない」ともどかしさが募った。

渡米の前に覚悟は決めてきたが、「毎試合、出場資格やカットラインに追われながらやっている」と日本では味わったことのないプレッシャーは想像以上だ。米国で4試合を終えて、予選落ちが1度で38位が自己ベスト。緊張と焦りのなかで、持ち味の正確なショットも陰りはじめた。

苦しい日々にも笑顔は忘れない(撮影/村上航)

「いいゴルフだったと思うラウンドが1度もない。踏ん張ってばっかり」と力なく笑ったが、落ち込んでいる時間はない。次週「JMイーグルLA選手権」(ウィルシャーCC・カリフォルニア州)の出場権をかけて、24日(月)の予選会(マンデートーナメント)に臨む。現在ウェイティングリストは1番手。「入ったらラッキー。あまり休む時間もないけど、しっかりプレーしたい」と、この日の夜のフライトでロサンゼルスに向かう。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

出場権確保の正念場は続く(撮影/村上航)

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