京丹波町の広報紙、京都広報賞に3部門で入賞 亀岡市も2部門受賞 

京都広報賞で知事賞、会長賞をそれぞれ受賞した映像(奥)と広報紙=京丹波町和田・町情報センター

 京丹波町情報センター(京都府京丹波町和田)が2022年に制作した番組と広報紙が、府内自治体の優れた広報作品を選ぶ京都広報賞の3部門で入賞した。映像は2年連続、広報紙は同センターが制作を担うする体制になって、初の受賞となる。

 映像の部で最優秀の知事賞を受賞したのは、ケーブルテレビの町自主放送番組「町民大学 事前講座」の2作品。社会主義者との交流があったことで知られる資産家・岩崎革也と、塩谷古墳群から出土した巫女(みこ)形埴輪(はにわ)を取り上げ、丁寧な史料分析と、地域の歴史を町民に伝える取り組みが評価された。

 町の広報紙「広報京丹波」は、6月号が写真の部で会長賞を受賞。ピンク色の移動図書館車と本を選ぶ子どもたちを捉えた1枚が表紙を飾り、青空との対比や車の存在感などが評価された。広報紙の部で同賞を受けた12月号は、全国操法大会に出場した消防団員を特集し、訓練の厳しさや団員の思いに迫った点が評価された。

 丹波地域では、亀岡市も、組み写真の部で広報かめおか12月の亀岡祭山鉾巡行を紹介するページが、映像の自主制作の部でもドローンなどを駆使しインタビューなども上手にまとめた職員採用コンセプトムービーがそれぞれ会長賞を受賞した。

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