三笘薫擁するブライトンはFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと激闘を演じたが、PK戦の末に涙を呑んだ。
悲劇の人物になってしまったのは、7人目のPKを蹴って失敗したMFソリー・マーチ。
彼の直前にPKを成功させたユナイテッドFWヴァウト・ヴェフホーストはボールを渡す前にキスをしていた(動画4分37秒から)。
この直後、マーチが蹴ったPKは枠を大きく外れ、彼は涙することに…。
試合後、ヴェフホーストはこう説明していた。
「PK戦が始まる前にそれをやれと味方に伝えていた。でも、誰もやらなかった。
俺はPKを決めるとボールを見つけ、勝ちにつながるかもしれないことをやろうとした。
彼のもとに歩み寄って、いくつかのことを言ったんだ。
でも、終わった後に彼のもとに行ったのは気の毒に思ったからさ。ミスになったからね。
俺はあらゆることをやろうとする。普通は違いを生み出すことにはならないが、〈今回は)そうなったのかもしれない」
PKを蹴る相手先取の集中を乱すようなことをしろとユナイテッドの選手たちに勧めていたようだ。
オランダ代表のヴェフホーストは昨年末のW杯オランダ戦でも同様のことをしている。
【画像】「なぜかPKの成功率が低い」7名のスーパーストライカーたち
ただ、失敗したマーチのことを気の毒に思ったために最後は慰めたとのこと。