高校生平和大使 長崎県選考会に35人 平和への思いをアピール

第26代高校生平和大使の県選考会=長崎市、長崎自治労会館

 核兵器廃絶を求める署名をスイス・ジュネーブの国連欧州本部へ届ける第26代高校生平和大使の選考会が23日、始まった。長崎県選考会は長崎市大黒町の長崎自治労会館であり、県内各地から集まった35人が志望動機や平和への思いを訴えた。
 市民団体「高校生平和大使派遣委員会」(平野伸人共同代表)が募集。「私の平和観」をテーマにした小論文と2分間のスピーチ、個人面接があった。参加した高校生は「祖父母が体験したことを後世に伝えたい」「日本中の若者に平和について考えてもらいたい」などと思いを語った。
 平和大使の渡航は8月19~26日に計画している。派遣委によると、全国16都道府県で選考会を開き、合わせて約30人を選出する予定。

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