対馬でヒトツバタゴ咲く 29日には「祭り」開催 ライトアップも

観光名所「韓国展望所」下の斜面に咲くヒトツバタゴ

 国天然記念物に指定されている長崎県対馬市上対馬町鰐浦のヒトツバタゴが見頃を迎え、純白の花びらが緑の山肌を彩っている。
 モクセイ科の落葉高木で中国から台湾に分布。国内では、鰐浦地区に国内最大級の約3千本が自生するとされる。真っ白な花が海面に映えるため「ウミテラシ」、他ではあまり見ることができない木のため「ナンジャモンジャ」とも呼ばれる。
 29日には鰐浦地区で「ひとつばたご祭り」(実行委主催)が開かれる。上対馬名物の焼肉「とんちゃん」などを振る舞う出店やスタンプラリー、ステージイベントなどが会場を盛り上げる。
 24日から5月7日までの期間中は、午後7時~9時にかけてライトアップもある。今年は例年と比べ開花が早いため、予定より早くライトアップが終了する可能性もあるという。

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