小5と中2対象の県学力テスト、1万8千人が挑む【大分県】

県学力定着状況調査(県学力テスト)で国語の問題に取り組む児童=25日、大分市松が丘の宗方小

 県教委は25日、県内の小学5年生と中学2年生を対象にした「県学力定着状況調査」(県学力テスト)を実施した。国公私立の小学校250校と中学校121校の計約1万8千人が受けた。

 大分市松が丘の宗方小(大久保敬校長)は68人がテストに臨んだ。担任から注意事項を聞いた後、国語、算数、理科の3教科に取り組んだ。

 テストは前学年までの学習範囲から知識と活用を問う内容。中2は国語、社会、数学、理科、英語の5教科に挑んだ。児童、生徒の学習意識や生活実態を尋ねる調査もあった。

 結果は7月にまとまる見込み。学習内容の定着度が高い学校や学力向上につながった好事例を、県教委のホームページで9月ごろに公開する。

 調査は教員の指導方法の改善や充実に生かすため、毎年実施している。

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