高校野球「のんのこフェスタ」29日開幕 長崎県外から約30校参加 本番の夏へ強化

長崎からは県大会準優勝の創成館などが参加。永本は今季の注目選手の一人だ=長崎市、県営ビッグNスタジアム

 ゴールデンウイーク期間中の29日から5月7日まで、諫早市内を中心に高校野球の「のんのこベースボールフェスタ」が開かれる。長崎県内からは選抜出場校の長崎日大や春の県大会で準優勝した創成館など18チーム(Bチーム含む)が参加し、県外からは明豊(大分)や鹿児島実など約30校の選手らが来県する予定。それぞれ本番の夏へ強化を図る。
 参加校の監督らでつくる実行委が主催。コロナ禍の中止を経て昨年から始まった。毎年招待試合を実施する県もある中、長崎県は各校単位で遠征して他県のイベントに参加したり、県内外の少数校で連携して強化試合を組んだりしており、こうした大規模な動きはあまりなかった。
 試合数や滞在日数は各チームで異なるが、応援者を含まず、選手ら参加者だけで延べ約1200泊を予定。諫早観光物産コンベンション協会の助成金を活用する。試合は諫早市のスポーツパークいさはや第1、2野球場や各校のグラウンドを使用。無料で観戦できるため、保護者らの来県も数多く見込まれる。
 実行委員長で創成館の稙田龍生監督は「今年は長崎から初めて選抜大会に2校出場するなど県内のレベルも上がってきている。来年以降は県外の強豪にもさらに参加してもらい、もっともっとレベルアップできる機会にしたい」と話している。
 観戦などに関する問い合わせは事務局でヨシイスポーツの吉井健さん(電090.8660.8893)。


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