25日、JR広島駅の商業施設で見つかった不審な紙袋は、警察に届け出のあった「落とし物」でした。
25日正午過ぎ、広島駅の商業施設「エキエ」のトイレで、利用者が不審な紙袋を見つけ、警戒中の警察官に伝えました。施設の利用客や従業員は建物外に出て、「エキエ」は一部の施設が臨時閉館しました。
エキエを利用していた人
「トイレが点検中とアナウンスで頻繁に流れて、全部使えないのはおかしいなと思って。警察の方がトイレの出口に3人立っていたので何かあったんだろうと」
不審な紙袋は、県警機動隊の専門部隊が処理にあたり、午後4時すぎに撤去されました。警察が確認したところ、紙袋の中身は新聞紙がかぶされたアタッシェケースで、中にはカップ麺や日用品が入っていたということです。
警察に届けが出ていた「落としもの」で、爆発物や危険物ではありませんでした。
この騒ぎの影響で、山陽新幹線は一時、全線で運転を見合わせ、およそ2万2700人に影響がありました。