松浦特産・さっぱり甘いキンショーメロン 出荷本格化!

キンショーメロンの出来栄えや箱詰めのバランスをチェックする検査員や生産者ら=JAながさき西海牟田集荷場

 長崎県松浦市の初夏の味覚「キンショーメロン」の出荷が本格化。26日、松浦市星鹿町のJAながさき西海牟田集荷所でメロンの品質や等級を見定める目ぞろい会があり、生産者や検査員が真剣な表情でメロンの出来栄えなどを確かめた。
 キンショーメロンは鮮やかな黄色の表皮に、さっぱりした甘みが特長。市内の御厨地区と今福地区、平戸市田平地区の6戸72.5アールで栽培し、5月上旬までに14.5トンの出荷を予定している。
 目ぞろい会では、検査員がメロンのサイズに応じた箱詰めのルールなどを生産者と共有しながら、ケースごとに等級を4段階に選別。この日は85ケースが長崎、佐世保の青果市場へ出荷された。

味見のために切り分けられたキンショーメロン

 JAながさき西海松浦メロン部会の辻邦彦部会長は「1月の大雪で生育が心配だったが、例年通りにおいしく成長してくれた。1週間ほどたてば中身が柔らかくなって、甘みもより感じられる」と話した。
 同部会は5月4、5日午前9時から松浦市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」で「キンショーメロンまつり」を開催する。約2千ケース準備するが、売り切れ次第終了する。

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