神社を「映えスポット」に、氏子減少の打開策は虹色カーテン 京都・久御山

厳かな境内で、風に揺れる色鮮やかなカーテン(久御山町森・玉田神社)

 京都府久御山町森の玉田神社にカラフルなカーテンが飾られ、訪れた人の目を引いている。風に揺れる生地が厳かな境内を彩り、写真撮影の「映えスポット」となっている。

 地域の高齢化で氏子が減る中、神社に関心を持ってもらおうと、昨年春に初めて設置した。びわこ箱館山(高島市)で行われた催し「虹のカーテン」にヒントを得たという。

 今年は4月中旬に飾り付けた。カーテンは青、緑、黄、赤など7色。長さ約2メートル、幅約50センチの生地計33枚を参道につるしている。昨年は5色だったが、グラデーションになるよう色数を増やし、配色も工夫した。

 玉田神社は府道八幡宇治線に面しており、車で通りがかってカーテンに気付き、立ち寄る人が増えているという。野口重典宮司(55)は「写真撮影をきっかけに、お参りもしてもらえたらうれしい」と話している。設置は8月ごろまで。

© 株式会社京都新聞社