広島カープ 勝率5割⇓も 菊池・秋山・西川のバットさえる! 矢崎・大道もナイスピッチング

26日の広島カープの試合から 菊池涼介 の1499本目のヒット、西川龍馬 のホームラン、帰ってきた 矢崎拓也 の好投、キラリと光るシーンです。

先発は、前日の雨天中止からスライド登板となった 大瀬良大地。中11日の積極的休養を終え、マツダスタジアムへエースが帰ってきました。1回、2本のヒットを浴び、いきなり失点のピンチを背負います。

対するは、中日のルーキー・福永。ここは、意地を見せた大瀬良がスライダーで三振に切って取り、無失点で初回を切り抜けます。

しかし、3回、去年、最多安打に輝いた岡林に右中間を割るスリーベースヒットを打たれると、中日のクリーンアップに2本のタイムリーが飛び出し、先制されます。

一方、中日の先発は、3つの球団で最多勝に輝いたプロ19年目の 涌井秀章 。カープ打線は、1回・2回と完璧に制球されたピッチングに翻ろうされます。

3回、攻撃の糸口をつかんだのは、デビッドソン でした。泳ぎながらも風に流れた打球がレフトへ落ち、一気に2塁まで進みます。

その後、2アウトから菊地。通算1499本目のヒットがタイムリーとなり、まずは1点を返すします。さらに、機動力野球を牽引するベテランが盗塁を決め、チャンスを広げます。

すると、涌井と西武時代にチームメイトだった 秋山。初球をライト前に運び、早くも同点に追いつきます。

援護をもらった大瀬良は、直後の4回、2アウト・ランナー3塁のピンチ。ここでまさかのパスボール。勝ち越しを許してしまいます。この打球処理の際に左太ももを痛めた大瀬良は、この回で降板。本人としてもくやしいマウンドとなりました。

リードを広げられた7回には、矢崎がマウンドへ。けがの影響を感じさせない貫ろくの投球で2つの三振を奪い、攻撃へのリズムを作ります。

するとそのウラ、矢崎と同学年の西川。完璧にとらえた打球は、ライトスタンドへ一直線。打った瞬間、確信の一打で1点差へと詰め寄ります。

その後、9回には今シーズン、1軍初登板の 大道温貴 も2つの三振を奪う好投を見せます。

最後まであきらめなかったカープでしたが、逆転はかなわず、勝率は5割となりました。

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