歩いて市の魅力満喫を 29日に足利で春ウオーク 協賛行事も多彩に

昨年行われた「あしかが春ウォーク」のチェックポイントで、スマホを使って謎を解く参加者

 【足利】新型コロナウイルス禍で停滞した「にぎわい」の復活が期待される中、ゴールデンウイークを中心に5月21日まで「足利春まつり」が開かれている。4月29日にはメインイベントの「第3回あしかが春ウオーク」が開催される。ほかにも多彩な協賛行事を展開し、来訪者に足利の魅力を満喫してもらう。

 まつりは1970年から、時代に応じて内容を変え継続されてきた。今年は栃木県誕生150年を記念して開催する。

 ウオークは、渡良瀬川左岸の中橋緑地多目的広場を発着点に、足利学校や鑁阿(ばんな)寺などのチェックポイントを巡る「まちなか謎解きコース」と渡良瀬川周辺を回る「わたらせ探検コース」の2コースを設定した。事前登録不要で、当日午前9~10時半に同広場で受け付ける。参加費無料。スタートは午前10時でゴールは午後3時まで。広場では飲食コーナーや「ちびっこ縁日」も設置される。白バイやショベルカーなど「働くクルマ」の展示も行う。

 飲食店27店が地元農産物ブランドのトマトやアスパラガス、イチゴを使用したメニューを提供する「あしかが美食まつり」は5月7日まで。田島町のココ・ファーム・ワイナリーは4月29日~5月7日、新緑のブドウ畑でワインを楽しむ「ヴィンヤード・デイズ」を行う。

 鑁阿寺で春の大祭(3~5日)、足利織姫神社で春季例大祭(5日)、足利商工会議所ギャラリーで市出身の書家・詩人間みつをの作品展(14日まで)も開かれる。実行委の担当者は「大型連休中の足利を楽しんでもらいたい」と期待している。

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