福井県立恐竜博物館の新ドーム「小タマゴ」姿現す 2023年夏リニューアルオープン

福井県立恐竜博物館にお目見えしたミニサイズの卵形ドーム「小タマゴ」(右)=4月27日、福井県勝山市村岡町黒原から日本空撮・小型無人機ドローンで撮影

 2023年夏のリニューアルオープンに向けた福井県立恐竜博物館(勝山市)の増改築工事が、同市の長尾山総合公園で着々と進んでいる。4月中旬には増築部のシンボル、銀色の卵形ドーム「小タマゴ」が姿を現し、全容が見えてきた。

 増改築工事は2021年10月に本格化。増築部は3階建てで7092平方メートル。正面玄関に向かって右側に位置する。既存の卵形ドームよりミニサイズの「小タマゴ」の建物内には高さ9メートル、幅16メートルの大型映像を3面備え、実物大の恐竜などを体験してもらう特別展示室(約千平方メートル)、イベントなどで使用する多目的ホール(約600平方メートル)などを配置。既存の建物の一部2480平方メートルを改築し、ショップやレストランの拡大などを図る。

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 工事が大詰めを迎え、竹内利寿館長は「2000年の開館以来、質も量も最大のリニューアルとなる」と強調。恐竜ファンに向け「パワーアップして生まれ変わった新しい恐竜博物館を見せたい。楽しみにしてほしい」と話している。

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