GW中に傾山と祖母山で山開き 記念バンダナの配布も【大分県】

傾山の山開きで配布する特製の記念バンダナ=佐伯市宇目振興局

 【佐伯・竹田・豊後大野】大分、宮崎両県にまたがる傾山と祖母山で、ゴールデンウイーク中に山開きがある。夏山シーズン到来を告げるイベントで、登山道一帯はこの時季、アケボノツツジなどの花が見頃。主催者は「雄大な山の景色と新鮮な空気を満喫し、心も体もリフレッシュして」と呼びかけている。山頂や登山口では恒例の記念バンダナの配布もある。

 ▽傾山(1605メートル)29日に佐伯、豊後大野両市と宮崎県日之影町でつくる実行委員会が開催。午前8時半から、同町の登山道入り口近くにある「あけぼの荘」で神事を催し、シーズン中の登山の安全を祈る。

 登山道は日之影の他、宇目、三重(工事のため車では登山口まで行くことができない)、緒方の計4コース。バンダナは500枚を用意し、山頂などで配る。

 ▽祖母山(1756メートル)5月3日で、豊後大野、竹田両市と宮崎県高千穂町でつくる実行委が主催する。恒例の山頂祭はせず、竹田市内の神社で関係者による神事のみ行う。

 主な登山口は神原(竹田市)、尾平(豊後大野市緒方町)、北谷(高千穂町)。各市町の登山口で先着合計千人にバンダナを配布する。

 山開きの問い合わせは傾山が実行委事務局の日之影町地域振興課(0982.87.3801)、祖母山が同じく竹田市商工観光課(0974.63.4807)。

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