五島弁かるたで楽しく 市民グループが大会

五島弁かるたを楽しむ参加者=五島市立図書館

 長崎県五島市の市民グループ「五島むかしばなしを楽しむ会」(才津久高会長)は22日、五島弁かるた大会を同市木場町の市立図書館で開いた。
 五島弁の良さを再認識してもらうおうと開催した「第4回どうでんこうでん五島弁」の中で実施。かるたは2年前、楽しみながら五島弁を使ってもらおうと、読み札46枚を作成。五島列島が舞台となり、3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にも登場した。
 「あっぱよ いっなっ ねこん 飛びだしてきて(びっくりした。いきなり猫が飛び出してきて)」
 「チャンココは 先祖ばなぐさむっ ねんぶっおどっ(チャンココは 先祖を弔う 念仏踊り)」
 市民約40人が3グループに分かれて参加。読み上げられた言葉に素早く反応して札を取り合い、笑みがこぼれた。
 4月に転勤で五島市に来た公務員の江頭樂久さん(24)は「1枚とれて良かった。五島弁は明るいイメージ。勉強していきたい」と話した。同市出身の語り手2人によるフリートークもあり、来場者を楽しませた。

© 株式会社長崎新聞社