手ぶらでキャンプが楽しめる天然温泉付きのグランピング施設「COCOHARE（ココハレ）」が、長崎県雲仙市小浜町に本格的にオープンした。貸し切り専用ドッグランが完成し、愛犬と一緒に泊まれる棟もある。
同町の旅館國崎が「自然の中でリフレッシュして『心晴れて帰ることができるように』」という思いを込めて、小浜温泉街から雲仙岳へ向かう国道57号沿いの森林約1万4千平方メートルを整備した。
テントは10棟。各テント横にトイレや天然温泉の露天風呂、シャワー、洗面所を設置し、建物面積は70～120平方メートル。
テント内にベッドや冷暖房、冷蔵庫を完備した。デッキではバーベキューができ、6棟の露天風呂からは海が遠望できる。山林が広がり、夜は星空の下でフクロウの鳴き声が聞こえるという。
バーベキューやピザ窯でのピザ焼き、たき火の体験、プロジェクター貸し出しなどの有料オプションがある。露天風呂（4人まで3千円）、ドッグラン（1時間千円）は予約すれば日帰り利用も可能。
井上剛社長は「自分たちだけの温泉やトイレがあり、女性や子どもも楽しみやすいと思う。気軽に来て、忙しい生活を忘れてくつろいでもらえたら」と話した。宿泊料は平日4人利用で1人1万7600円（素泊まり）から。予約は電話0957.61.1560。
