「黒い雨」めぐり23人が提訴 新制度でも被爆者手帳却下 広島

原爆投下直後に降ったいわゆる黒い雨をめぐり国の新たな認定基準でも被爆者手帳の交付を却下された人たちが集団で提訴しました。

原告団は救済基準を拡大した国の新制度でも被爆者手帳を却下された16人らあわせて23人です。

裁判では却下処分の取り消しや処分が出ていない4人に手帳を交付することなどを訴えます。

原告団 岡久郁子団長「黒い雨を見た人、黒い雨が降ったと聞いた人、全て被爆者であると認めるべきと強い思いをもって裁判に臨んでいる」

高裁判決を受け去年4月に新たな認定基準となって以降、3763人に被爆者手帳が交付されましたが、184人は却下されています。

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