ふるさと宮まつり4年ぶり復活 大通りメイン会場に8月

2019年の「ふるさと宮まつり」で威勢良く大通りを練り歩くみこし

 県都の夏を彩る宇都宮市内最大の祭り「ふるさと宮まつり」の開催委員会は28日、宇都宮市役所で総会を開き、8月5、6の両日に、4年ぶりに祭りを通常開催することを決定した。

 総会には宇都宮青年会議所(JC)や宇都宮商工会議所、宇都宮観光コンベンション協会など構成団体の代表者ら約30人が出席。5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類へ移行することなどから、全会一致で開催を承認した。

 「アフターコロナ」を意識し、最後に通常開催した2019年と同等の内容で開催する。大通りをメイン会場に、おはやしやみこし渡御などを実施。オリオンスクエアなどのサブ会場では、パレード演奏や郷土芸能などが披露される。感染対策は国の方針にのっとり、参加者、観客共に個人の判断に委ねる。

 開催委の竹内宗大(たけうちむねひろ)総括責任者(37)は「演者も観客もずっと我慢してきた。今年は心の底から楽しんでもらえる宮まつりにしたい」と話した。

 同祭りは20、21年、市民の安全安心を最優先に通常開催を見送った。22年は開催正式決定後に感染者が急増し、直前で中止となった。

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