絵本で交流 チチハル市から本届く 宇都宮市中央図書館で展示や貸し出し

チチハル市からの寄贈された絵本や教材が並ぶ「ON JAPANコーナー」

 【宇都宮】市と友好都市の中国チチハル市の子どもたちが学習で使っていた絵本や教材がこのほど、市に届いた。市中央図書館で展示、貸し出している。展示は6月末まで。

 市とチチハル市は1980年、市の第1次訪中団をきっかけに交流が始まり、84年に友好都市提携を締結。2021年、チチハル市に「国際書籍コーナー」が設置されたことから、市は市国際交流協会を通して日本の絵本を贈った。

 今回はその返礼品。中国の文化や故事、自然科学などの絵本35冊と中国に関する学習教材5冊が、市国際交流協会を通して市に寄贈された。いずれも中国語で書かれており、市中央図書館1階の外国人が日本を学ぶ「ON JAPANコーナー」に、チチハル市の紹介文や写真などとともに展示されている。

 同館の高田政紀(たかだまさのり)館長は「本を通じて外国文化に触れ、友好都市であるチチハル市を改めて見直すきっかけにしたい」と話した。

 (問)同館028.636.0660。

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