「酒に溺れていた」元日本代表FWハーフナー・マイクさんがブラジルW杯落選でお酒の失敗談を語る。

今年1月に現役引退を発表した元日本代表FWハーフナー・マイクさんが元日本代表MF鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルに出演。28日に配信された動画内で2014年ブラジルW杯メンバー落選によるお酒の失敗談を明かした。

ハーフナーさんは2011年から日本代表に招集され、通算18試合4得点を記録。2012年にヴァンフォーレ甲府から両親の祖国であるオランダへ渡り、同1部フィテッセでリーグ戦通算79試合26得点と活躍し、打点の高いヘディングと精度の高いシュート技術を駆使して得点を量産した。

だが2014年に開催されたブラジルワールドカップに臨むメンバーに落選。「その前から外れそうな感じはあったんですよ。当時のザッケローニジャパンのプレースタイルからしても、自分のタイプより、柿谷曜一朗や大迫勇也の方が合っているのは分かっていて。でもワンチャンジョーカーとして連れて行ってくれるかなという感じはあったんですけど…」と当時を振り返った。

オランダで落選を知ったハーフナーさんはその夜に「お酒をすごく飲み始めて、チームの最後の練習に行かなかった」と苦笑いを浮かべてお酒の失敗談を明かした。これには鈴木さんも笑いを堪えることができなかった。

飲酒後に就寝したハーフナーさんの携帯電話は充電されておらず、バッテリー切れした携帯電話のアラームは鳴らなかった。起床したハーフナーさんは「時計を見たたら12時って書いてあったんですよ」と笑って明かす。携帯の電源を入れるとハーフナーさんを心配したチームメイトからの着信履歴があり、すぐさま監督に電話で謝罪したという。

その夜のお疲れ会でチームメイトにハーフナーさんは「ごめん、(W杯メンバー落選があって)酒に溺れていた」と謝罪。事情を打ち明けられた同僚らから「しょうがないよ」と笑って許されたと明かした。

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その後、若手選手たちに向けて「チャンスは逃すものじゃない。一回チャンスをものにしたら最後までグッと食らいついていかなければいけない」とエールを送った。現役引退後は解説業などに挑戦しているハーフナーさん。トークの面白さと切れ味も光っていた。

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