「亡くなったのは社員の責任なのか」レック会長が“反論” 書類送検は不当と主張 消防士ら7人死傷工場火災

2020年、静岡県吉田町の工場で消防士ら7人が死傷した火災で、当時の工場長ら2人が書類送検されたことを受け、会社側がきょう会見を開き、書類送検は不当だと訴えました。

2020年7月、吉田町川尻のレック静岡第2工場で起きた火災では、爆発的な延焼も重なり、消防士ら7人が死傷しました。警察は2023年4月28日、出火原因とみられる洗剤の管理を怠ったなどとして、業務上過失致死傷などの疑いで、当時の製造部長ら2人を書類送検しました。

今回の書類送検を受けて、レックが29日会見を開き、青木光男会長が反論しました。

<レック青木光男会長>

「なぜ消防士らは(工場内に)入ったのか。それで何で、亡くなったのか、私たち社員の責任なのか。私はそれだけは合点がいきません」

会社側は独自の調査結果からも発火源は特定できず、原因が分からないなか、現場管理者の責任は問えないなどと主張。さらに、消火活動中の消防士らが死亡したことについては、防火シャッターが下りているなどとして、書類送検は不当だと訴えました。

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