4年ぶりのハタ揚げに歓声 在京長崎県人ら 親睦深める

ハタ揚げを楽しむ子どもたち=東京都大田区

 在京長崎県人が古里の伝統行事を楽しむ「長崎ハタ揚げ大会」が29日、東京・多摩川沿いの大田区民広場であり、地元住民も加わって大勢の人出でにぎわった。コロナ禍で4年ぶりの開催。
 長崎市出身者でつくる「長崎ビードロ会」(藤島満年会長)が例年、大型連休に開き59回目。地元の大田区などが後援した。
 この日は風は強かったが天候に恵まれ、ハタ揚げ日和。子どもたちは歓声を上げながらヨマ(たこ糸)を操り、大小のハタを舞い揚げた。手作りのたこを揚げる住民の姿も見られた。会場には皿うどんや大村ずしなど郷土料理の出店が並び、龍踊りもお目見え。「モッテコーイ」の声が何度もかかっていた。
 藤島会長は「コロナでなかなか開けなかったが、在京県人や住民の方々も大勢参加し、楽しみながら交流してもらった。今後も人の和を大切にし、末永く続けていきたい」と話した。   

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