かしわ餅作り最盛期 端午の節句前に盛況 宇都宮【動画】

一つ一つ手作りされる2種類のかしわ餅=30日午後1時30分、宇都宮市松原3丁目

 5日の端午の節句を前に、栃木県内の和菓子店はかしわ餅作りの最盛期を迎えている。

 宇都宮市松原3丁目の「餅屋」は4月中旬〜6月に販売しており、営業日は1日平均150個を作る。30日は店長落合和弘(おちあいかずひろ)さん(55)ら4人が午前5時から白餅とこしあん、よもぎ餅と粒あんの2種類のかしわ餅を計約300個手作りし、午後5時に完売した。

 同店は1916年創業。2年前に同市大通り1丁目から移転し、今も多くの客でにぎわう。落合店長は「厳選した素材にこだわった手作りの味を楽しんでほしい」とにこやかに話す。

 5日はかしわ餅を買い求める客で混雑が予想されるため、落合店長は「千個以上作るが事前に予約をしてほしい」と話している。

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