GWスタート 春の陶器市にぎわう 益子【動画】

ずらりと並んだ陶器を品定めする買い物客ら=29日午前9時30分、益子町益子

 ゴールデンウイーク初日の29日、栃木県益子町で恒例の「春の陶器市」が始まった。晴天の下、城内坂や道祖土(さやど)地区を中心に朝から大勢の人でにぎわった。5月7日まで。

 陶器市は春と秋の年2回開かれ今回は107回目。会場周辺には約50の陶器などの販売店があるほか、約600のテントが所狭しと立ち並ぶ。訪れた人は作家と会話するなどし、器や皿などを品定めしていた。

 昨年の春と秋は新型コロナウイルス感染対策として検温ステーションを設置するなどしたが、今回は設置せず、来場者による自主的な対策を求めている。

 町観光協会によると、初日の来場者は約5万3千人。コロナ禍前は毎年訪れていたという東京都足立区保木間2丁目、会社員宮澤和彦(みやざわかずひこ)さん(69)、妻みどりさん(69)は「人が多いのでびっくりした。若手作家の作品が目を引くようになった」と声をそろえた。

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