「一生懸命 勉強したい」ウクライナ避難学生ら10人が入学 佐世保市・長崎日本語学院

代表で宣誓するオストロ・ウシ・チェンコ・アレクサンダーさん=佐世保市、長崎日本語学院

 長崎県佐世保市南風崎町の長崎日本語学院(今道浩三校長)で4月28日、春季の入学式があり、ウクライナからの避難学生など計10人が新しい一歩を踏み出した。
 同学院は、会社員や学生向けの寮を経営する南風崎MGレヂデンスが2013年に設立。春と秋の入学があり、コースは1年、1年半、2年間の3つがある。日本語能力試験に向け学習し、ほとんどの学生が大学や専門学校に進学する。今春はウクライナから4人、ネパールから5人、スリランカから1人が入学した。
 式で新入生代表として宣誓したオストロ・ウシ・チェンコ・アレクサンダーさん(18)は、ウクライナのオデッサ出身。佐世保に親戚がおり、元々日本語に興味もあったことから同学院に入学。母国に残っている家族とは毎日連絡を取っているといい「家族に心配をかけないように一生懸命勉強したい」と話した。


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