クロップ監督、泥沼チェルシーの爆買補強をちくり 「トップ選手をかき集めるだけじゃ無理」

新オーナーのもとで冬の移籍市場で歴史的大補強を敢行したチェルシー。

だが、シーズン2度目の監督交代に踏み切った後も不振が続いており、プレミアリーグで12位と絶不調にある。

今季はリヴァプールも苦しみを味わったが、ユルゲン・クロップ監督の発言が話題になっている。

『Sky Sports』のインタビューでこう話していたのだ。

「サッカーはクレイジーさ、いつだってクレイジーだった。

『うまくいってないから、5~7人の選手を補強する必要がある』と誰もが思う。

正直、チェルシーには少し同情している。うまくいっていないからね。

彼らはトップにあるチームだよ。でも、その一方でトップ選手を集めるだけではうまくいかないのを見るのはいいことさ。

チームを作り上げなければいけないが、それをあそこのやつらは過小評価していたし、監督にほぼ不可能な仕事をおしつけた」

「2つのロッカールームを持つことはできないし、2つのピッチで練習させることもできない。関係性を作らなければいけないし、チームスピリットを作り上げなければいけない。それが私がちょっとだけ嬉しい唯一の理由さ。

最終的にはチェルシーはよくなるだろうし、来年はとんでもなく強くなるだろう。

ただ、私は彼らを単なる例として使っている。最高レベルであんな風にやるのは無理だ。そして、それは我々がやらないであろうことでもある。

適切な選手を獲得して、新たなチームを作り上げなければいけない。

このチームはセンセーショナルな物語を欠いたが、今は新しいものを始める。それだけさ。

(移籍市場で獲得する)選手は何人か?いずれ分かるさ」

トップ選手を多く補強するだけでチームが強くなるわけではないと指摘。

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首脳陣は大事なチーム作りの部分を過小評価しており、コーチ陣らはその被害を被ったと考えているようだ。

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