TOHOシネマズ 値上げ発表「映画2000円」がトレンド1位に 「高い」「迷惑客減るなら全然いい」反応さまざま

TOHOシネマズは1日、来月6月1日から映画鑑賞料金を改定することを公式サイトで発表した。一般は1900円から100円値上がりし、2000円となる。ツイッターでは「映画2000円」がトレンド入りした。

料金改定の理由について、サイトでは「キャッシュレス決済の推進やモバイルチケットの導入等による運営の効率化を図るとともに、映画をより多くのお客様にお届けし、お楽しみいただくため、新規出店や鑑賞環境の改善に努めて参りました。しかしながら、エネルギー価格の高騰や円安による仕入れコストの上昇、アルバイト人件費を中心とした運営コスト増や各種設備投資における負担増等により、企業努力だけではこれらの吸収は極めて困難であると判断し、鑑賞料金の改定を行うことといたしました」と説明。「今後も更なる企業努力により、お客様にご満足いただけるようサービスの向上に努めて参りますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」とつづられた。

一般以外の券種では、現行のシニア(1200円)、レイトショー(1400円)、ファーストデイ(1200円)、シネマレージデイ(1200円)、TOHOウェンズデイ(1200円)がそれぞれ100円ずつ値上げとなる。大学・高校・中学・小学生・幼児の料金改定は行われず、障がい者割引も現行料金1000円から変わらない。TOHOシネマズ名の全国71拠点が対象劇場となる。

発表を受け、ツイッターではトレンド1位になるほどの反響が起こった。「高いなー。今も割引の日しか行かないのにますます行かなくなる」「高級品じゃん!もう」「2000円は躊躇(ちゅうちょ)するって」と残念がる声が上がった。

一方で、「構わない」「仕方ない」と納得派の声も。中には「全然構わない。けど上映中のスマホイジり、会話、走り回る子供あたりどうにかしてくれ」「これで上映中に喋ったり携帯いじる層が来なくなるならむしろどんどん上げてほしい」「うるさい迷惑客が減るなら全然いい」などと〝迷惑客問題〟と照らし合わせる意見も投稿された。

(よろず~ニュース編集部)

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