「いい意味でスキルを無駄遣いして」ミニ四駆“聖地”で40社がオリジナルモデル=静岡

静岡が世界に誇る「ミニ四駆」。このミニ四駆を県内外の企業が独自にアレンジする異業種交流がいま注目されています。松坂屋静岡店(静岡市葵区)では5月1日から参加企業40社によるオリジナルミニ四駆の展示会が始まりました。

松坂屋静岡店製作のミニ四駆。荷台には松坂屋の買い物袋が積まれています。

静岡に本社を構える「アオイネオン」は自社製のネオン管を使った個性あふれるミニ四駆を出品しました。

1日から始まった展示会「公式ミニ四駆部EXPO」。「公式ミニ四駆部」とはTwitter上でミニ四駆を通じて異業種交流を図る企業の集まりで、現在95社が参加しています。松坂屋静岡店が展示会の会場になったのには理由があります。

今から約30年前、松坂屋静岡店の屋上で行われたミニ四駆の大会です。松坂屋静岡店は1990年代を中心にミニ四駆ジャパンカップの会場となるなど、一部のファンからは「聖地」と呼ばれているそうです。

「聖地」で開かれた展示会には、当時の子どもたちが大人になって作った…かもしれない企業の個性が光る64台が並びました。

<松坂屋静岡店 木庭英之さん>

「子どもの時に熱中したものが、大人になり自分の会社で得たスキルをふんだんに発揮し、いい意味でスキルを無駄遣いして作っています。ぜひ見ていただきたい」

このイベントは5月23日まで開かれています。

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