「県としっかり連携とれる体制築く」浜松市長が川勝知事に初面会 話題は県が整備する野球場

浜松市長選で初当選した中野祐介新市長が5月1日、就任しました。1日午後には静岡県の川勝知事を訪ねた中野市長。話題に上がったのは前市長から持ち越した大きな課題です。

浜松市の新市長・中野祐介さんは午前8時15分に初登庁。就任式では幹部職員に「選挙公約として掲げた『浜松から地方創生』の実現に向け全力で市政運営に取り組む」と語りました。

午後は静岡県庁を訪ね川勝知事に初めて面会。

<静岡県 川勝平太知事>

「あの、野球場の件が継続しておりまして、その件につきまして」

知事が、前市政の引き継ぎ事項として切り出した話題が、県が浜松市西区に整備する新しい野球場についてです。

<静岡県 川勝知事>

「球場予定地ににぎわいの空間をどうつくるのか、重要な課題だと思っていました。いかがでしょうか?」

中野市長は、にぎわいづくりの創出をどのように進めるかが大事で、しっかりと進めたいと意思を伝えました。

<浜松市 中野祐介市長>

「ハコモノができればすべておしまいでなく、それを1つの核にどのように街づくりをしていくのか、しっかりやっていきたい」

終始穏やかな雰囲気で行われた初めての面会。最後には固い握手を交わしていました。

<浜松市 中野市長>

「県としっかり連携をとれる体制を築いていきたいという風に思っております」

16年続いた鈴木市政の後任として5月1日から始まった中野市政は、浜松市の転換となるのでしょうか。

© 静岡放送株式会社