教諭の個人情報を誤送付 栃木県教委

栃木県教委が入居する合同庁舎

 栃木県教委は1日、教育政策課が本来削除すべき教員の個人情報を記載した会計実地検査用のデータを誤って本庁各課や県立学校など計131カ所にメール送付していたと発表した。今後、該当者を訪問して謝罪する。

 県教委によると4月28日、同課職員が教員4人の名前などの個人情報を削除せずに誤って送信した。受信した県立学校からの指摘で1日、判明した。連休前にデータ送付を完了させようと1人で作業を行い、チェック体制が不十分だったことが原因という。

 県教委は誤送付先にデータの削除を依頼した。外部への流出は確認されていない。今後は作業時や送信時に複数人で確認するなどチェック体制の強化を図るとしている。

 

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