三川内で「はまぜん祭り」 ファンにぎわう 5日まで 17の窯元が魅力発信

三川内焼が並び、来場者が品定めをする窯元=佐世保市三川内町、嘉泉窯

 長崎県佐世保市の伝統工芸品、三川内焼の窯元散策を楽しむ「三川内焼窯元はまぜん祭り」が1日、三川内皿山一帯で始まった。17の窯元が参加し、陶磁器ファンでにぎわっている。5日まで。
 「はまぜん」は陶磁器を焼成する際、ゆがみを防ぐために器の下に置く道具で、一度しか使えない。祭りは「はまぜん」に感謝し、三川内焼の魅力を発信しようと開催され、37回目を迎える。
 新企画として、三川内焼で味わうコーヒーの試飲会(3~5日)や、長崎国際大の茶コンシェルジュによる「お茶カフェ」(3日)などを実施。ほかに期間中、オークションや絵付け体験などもある。
 横浜市から訪れた陶磁器市ファンの会社員、岡内香奈子さん(37)は「三川内焼の絵付けが好き。窯ごとに特長があるのが面白い。すべての窯元を回ります」と話した。

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