「自分らしく自由に」アクリル画など150点 佐世保市の画家・溝上さん個展

「たくさんの人に見てほしい」と話す溝上さん=佐世保市島瀬町、島瀬美術センター

 長崎県佐世保市の画家、溝上強さん(36)の個展「POP STEP展」が、同市の島瀬美術センターで開かれている。4日まで(2日は休館)。
 展示するのは20歳ごろから描きためたアクリル画など約150点。溝上さんの作品は、1枚に複数のキャラクターが隠し絵のようにひしめくのが特徴。ポップな色合いが多く、見る人の目を引く。
 会場には妖怪の絵が中心の「闇の扉」のほか、自作の駄じゃれとなぞなぞが並ぶ「へそ曲がりカルタ」のコーナーなど、「文化祭」のように作品を紹介している。
 新作の「ジェンダーゴット∞」はハイヒールを履いた男性などを描いた。「男らしさ、女らしさにとらわれず、自分らしく自由に、との思いを込めた」と溝上さん。「どれも自信作。たくさんの人に見てもらえるとうれしい」と話している。

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