達増氏、知事在任最長に きょう5845日、単独トップ

 

 岩手県の達増知事は2日、在任日数が5845日となり、歴代最長の千田正・元知事を抜いて単独トップとなった。

 達増知事は外務官僚、衆院議員4期(岩手1区)を経て2007年知事選に初当選した。同年4月30日から第7代民選知事を務め、現在4期目。1期目途中の11年3月11日に東日本大震災が発生し、知事選が5カ月延期された。1期の任期満了から2期就任まで2日間の空白期間がある。

 1期目は構成団体(県、奥州市、盛岡市)から計330億円の巨額融資を受けて存続した岩手競馬の立て直しや、医師不足を背景とした県立医療施設の無床化など前知事時代から引き継いだ課題に取り組んだ。2期目以降は11年の震災、16年の台風10号豪雨など災害からの復旧・復興に当たった。

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