上着やネクタイを着用せず軽装で過ごす「クールビズ」が1日、県内の官公庁や企業で本格的に始まった。県が定める期間は9月30日まで。10月の夏日が統計的に少ないことから、例年より1カ月短縮した。
この日の宇都宮の最高気温は22.7度。平年より1.1度高く、5月中旬並みの陽気となった。県庁で旗振り役の気候変動対策課では午前中、職員の半数以上がポロシャツなど半袖姿で業務に取り組んでいた。省エネや温室効果ガス排出削減に向け、同課は「気温と体調のバランスを見ながら、無理のない範囲で取り組んでほしい」と呼び掛けている。
働き方の多様化や気候変動の加速などを受け、環境省は21年度から全国一律のクールビズ期間を設けていない。また県内では通年の軽装勤務を認める自治体が近年増えており、県や大田原市などで実施している。